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赤外線劣化診断とは?はじめに

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身近にある危険、コンクリート構造物の劣化問題。

身近にある危険、コンクリート構造物の劣化問題。

ビルや商業施設、駅、橋、高速道路など、わたしたちは数多くのコンクリート構造物に囲まれて生活しています。このコンクリート構造物、一般的な耐用年数(材料そのものの劣化が起こるまでの期間)は約50年と言われています。

今から約50年前といえば…そう、日本はまさに高度経済成長時。数多くのコンクリート構造物が建築・建造され、社会基盤施設が急速に整備された時期です。当時、コンクリートは安価でその寿命は半永久的とも考えられていましたが、50年経った現在、コンクリートの剥離事故は相次いで報告されています。

そして、もうひとつ忘れてはいけないことは、日本が地震大国ということ。大地震が起きたら、これら劣化したコンクリート構造物はどうなるでしょう?多くのコンクリート構造物は崩壊し、社会基盤施設が大きなダメージを受けることは避けられません。

これらの事故を未然に防ぐために大切なのが、適切な劣化診断です。現状をしっかり把握することで、劣化の予測やその具体的な対策を検討することができます。劣化診断の主流は目視検査と打音検査ですが、たとえばビルや大きな橋を打音検査で調べるとき、大がかりな足場を組んでの高所作業が必要になります。作業に時間もかかるし、危険性も高まります。

もっと安全に、スピーディに、そして広範囲に構造を診断することができないか…。それを実現するのが当協会で技術普及行っている「赤外線による劣化診断技術」です。

赤外線劣化診断とは?

一般社団法人日本赤外線劣化診断技術普及協会(JAIRA)とは

我が国唯一の土木・建築構造物に特化した赤外線法劣化診断技術者の養成機関であり、1.赤外線診断資格の規格化、2.赤外線法劣化診断技術に関する調査研究、3.赤外線法劣化診断技術者育成制度と登録制度、4.赤外線劣化診断事業に関するアドバイス、5.赤外線法普及に関するイベントへの参加、6.赤外線診断セミナー等の開催を事業の中心として活動しています。

特に、赤外線劣化診断技術者として、JAIRA赤外線サーモグラファーステップ1、ステップ2の資格育成プログラムを有しており、全国に技術者を配置し、診断技術の底上げを図っています。

当協会は、これらの活動を通じて、赤外線法劣化診断技術の普及と診断事業の拡大を図り、社会へ安全と安心を提供いたします。

JAIRA

一般社団法人日本赤外線劣化診断技術普及協会

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-2-14
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